体育学部スポーツ医科学科は、救急救命士を養成するわが国で初めての4年制大学として2000年4月に設立されました。
学科設立の目的は、救急医療の高度化および業務拡大に対応できる救急救命士の育成とともに消防機関における幹部候補生を養成するものです。
教育スタッフは、経験豊かな専門医師や消防官出身者などであり、医学部と同様に解剖学、生理学など基礎医学から内科、外科などの臨床講義を行い、想定実習や最新医療機器を利用した実習が行われております。また学外実習としては遭難救助実習(海、雪山、河川)、病院内実習、救急車同乗実習、海外実習など多彩で充実したカリキュラムを展開しています。
救急患者が病院に搬送されるまでの病院前医療は救命率向上に貢献しており、その重要性は社会的に認められています。救急救命士の役割は、さらに拡大されていくと思われます。これまでスポーツ医科学科は2000名以上の卒業生が巣立ち、消防機関をはじめ各分野で活躍しております。
なお、将来教職を目指している人は、救急救命士の国家資格を取得していただくことが第一目標であり、その上で教職単位をとることにより初めて保健体育教員、養護教員免許が取得できることを認識していただきたいと思います。
救急救命士の国家資格を取得して、消防官、消防団員、教員などで活躍したい意欲のある皆さん、オープンキャンパス等を利用してスポーツ医科学科がどのようなところかをぜひ見学に来て下さい。
プロフィール

牧 亮 まき・あきら
- 1988年~1990年
- 杏林大学 医学部付属病院第二内科 研修医
- 1990年~1992年
- 北里研究所病院内科 常勤医
北里大学薬学部 講座研究員
- 1992年~1996年
- 杏林大学 医学部付属病院第二内科 専攻医
- 1996年~2000年
- 杏林大学 医学部付属病院第二内科 助手
- 2001年~2008年
- 国士舘大学 体育学部 スポーツ医科学科 准(助)教授
- 2008年~現在
- 国士舘大学 体育学部 スポーツ医科学科 教授
<専門分野>
- 循環器内科学、スポーツ医学
<所属学会>
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本臨床スポーツ医学会、他