
左:ホストファーザー
真ん中:細田晃靖
右:同級生
温かな人々と共に
インドネシア研修経験談
3年 細田晃靖
インドネシアへ出発する前日の夜、私は初めて行く国に不安を感じて一睡もできませんでした。しかし到着した翌日、ホストファミリーと合流した時の彼らの優しい言葉と温かい歓迎が私の不安を消してくれました。合流した日の午後、彼らは私を車に乗せ町を案内してくれました。道行く人々の様子や交わされる言葉、夕暮れの街に響くアザーン(イスラム教の礼拝の時刻を告げる呼び声)から私はそこが異国の地であることを強く感じましたが、迎え入れてくれた人たちの温かさに不思議と私は長い間離れていた故郷に帰ってきたようにも感じていました。ホストファミリーは休日には必ず観光地やビーチ、モスクなどに私と友達を車で連れて行ってくれ、その時間は有意義で、感謝の念で胸がいっぱいです。
大学ではインドネシア語や伝統文化の学習、課外授業でボロブドゥール寺院やプランバナン寺院の見学などをしました。中でも印象的だったことはインドネシア人の大学生とのマンツーマンのチュートリアルです。私はチューターの学生との会話を翻訳機に頼らずにすることができ、日本で勉強してきたことが無駄ではなかったこと、会話を通じて仲良くなれたことをとても嬉しく感じました。彼とは日本に帰ってからも連絡を取っています。
今回の研修ではインドネシア語や文化を学習できただけではなくインドネシアの人々の優しさに触れる事も多くありました。私はいつかインドネシアに行き恩返しをしたいと考えています。