10Student Exchange Program Experiences交換留学体験記●台湾は親日国です。日本語が話せる人もたくさんいるためとても過ごしやすく、中国語を話さずとも生活することができます。実際1年間台湾にいても、中国語があまり上達しなかったという人もいました。このような状況の中でも周りに甘えず、常に向上心を持ち続けることが、台湾の留学においては重要だと思います。行く前はあいさつ程度しかわからなかった私でも、今では日常会話ができるレベルまで向上しました。日本から出てみて初めて気付くこともたくさんあります。少しでも興味がある人は、ぜひ挑戦してください。(令和元年度 中国文化大学 伊藤 貴史)●全南大学校で過ごした10カ月間は私を成長させるかけがえのないものになりました。特に前期は韓国語のレベルが低く、周りの留学生との差を感じ情けないと思うことがたくさんありましたが、後期になると聞き取れる単語や文法が増え、成長を感じられました。また、留学中は落ち込むことや感情が不安定になってしまう時期もあり、家族や友達の存在の大きさを実感しました。夏休み中に日韓関係が悪化し、学校にもNO, JAPANの看板がありました。不安にはなりましたが、実際には留学当初と変わらない毎日を過ごすことが出来ました。メディアで報道されているものが全てではないこと、現地に行ってみないとわからないということを身をもって体験しました。留学は勉強面での成長はもちろんですが、日本では出会うはずのなかった人達に出会え、楽しい時間を共有することが出来ます。私の人生にとって大切な財産になりました。一生忘れません。(令和元年度 全南大学校 並木 玲奈)●自分が興味を持っている国に実際に行って長く生活すると、その国の文化・言葉・人々・観光地など沢山のことを知ることができるので留学をお勧めします。日本の大学内で受けている語学の授業は、先生から文法・単語を日本語で学んでいる状態です。聞くのがメインで、会話能力は伸びませんが、語学堂では、現地の言葉で進行される授業、毎時間行うペアワーク、月に一回行われる発表などで言語が上達します。定期的に行われている語学の検定試験で私は飛び級合格をすることができました。また現地の人たちと交流することによって現地について深く学ぶことができます。語学の授業には日本人だけでなく、世界中から集まってくるので他国の人と友達になり新たに国を好きになったりと視野が広がると思います。(令和元年度 漢陽大学校 瀬貫 衣織)先輩たちのアドバイス留学のススメ①私は2022年2月からコロナ禍の中、韓国の釜山に位置する東義大学に交換留学しました。語学堂では、基本的な会話や読解、日常的な文法を学びました。校外学習として韓国の歴史や文化に触れる機会もありました。そこではバスで行動し、普段喋る機会がない他のクラスの留学生とも交流することが出来ました。語学堂の先生方はとてもフレンドリーな方が多く、何の不安もなく授業を受けることが出来ました。9月から後期が始まり、専門科目の授業を中心に履修しましたが、専門的な用語が多いので理解するのに時間がかかりました。中間期末期間には学内の図書館やカフェで勉強する学生が多く、私もカフェで友人と夜遅くまで勉強しました。何とか試験を乗り越えることが出来、いい経験となりました。また専門科目とは別に、日本語学科の学生と仲良くなる為にネイティブではありますが、日本語の授業を履修し韓国人の学生と交流する機会を作りました。9月末にはバディーの方が野球観戦に連れて行ってくださいました。人生で初めての野球観戦でもあり、とても良い思い出になりました。コロナで2年間出来なかった学園祭もようやく再開され、韓国の有名なアーティストが来てくれました。日本語学科の学生と、ディベート大会へ向けての準備にも参加させていただきました。日本語でディベートするということは私達ネイティブでも難しいので、韓国の学生は更に難しく感じたと思いますが、一緒に取り組んだ期間はこれからは経験することができないことだと思います。12月には済州へ旅行しました。天候はあまり良くなかったのですが、釜山やソウルとはまた違った雰囲気を感じることが出来、とても満足のいく最後の韓国内旅行となりました。約一年間の交換留学というプログラムは、私にとってとても大きな経験になりました。これからはこの経験を自分の人生に生かしていく為、これまで以上に韓国語の勉強に励んでいきたいと思います。韓国 | 東義大学 [3年次留学] 内田 凜佳21世紀アジア学部21世紀アジア学科
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