10Student Exchange Program Experiences交換留学体験記(2021年度冊子と同一の内容です)●台湾は親日国です。日本語が話せる人もたくさんいるためとても過ごしやすく、中国語を話さずとも生活することができます。実際1年間台湾にいても、中国語があまり上達しなかったという人もいました。このような状況の中でも周りに甘えず、常に向上心を持ち続けることが、台湾の留学においては重要だと思います。行く前はあいさつ程度しかわからなかった私でも、今では日常会話ができるレベルまで向上しました。日本から出てみて初めて気付くこともたくさんあります。少しでも興味がある人は、ぜひ挑戦してください。(令和元年度 中国文化大学 伊藤 貴史)●全南大学校で過ごした10カ月間は私を成長させるかけがえのないものになりました。特に前期は韓国語のレベルが低く、周りの留学生との差を感じ情けないと思うことがたくさんありましたが、後期になると聞き取れる単語や文法が増え、成長を感じられました。また、留学中は落ち込むことや感情が不安定になってしまう時期もあり、家族や友達の存在の大きさを実感しました。夏休み中に日韓関係が悪化し、学校にもNO, JAPANの看板がありました。不安にはなりましたが、実際には留学当初と変わらない毎日を過ごすことが出来ました。メディアで報道されているものが全てではないこと、現地に行ってみないとわからないということを身をもって体験しました。留学は勉強面での成長はもちろんですが、日本では出会うはずのなかった人達に出会え、楽しい時間を共有することが出来ます。私の人生にとって大切な財産になりました。一生忘れません。(令和元年度 全南大学校 並木 玲奈)●自分が興味を持っている国に実際に行って長く生活すると、その国の文化・言葉・人々・観光地など沢山のことを知ることができるので留学をお勧めします。日本の大学内で受けている語学の授業は、先生から文法・単語を日本語で学んでいる状態です。聞くのがメインで、会話能力は伸びませんが、語学堂では、現地の言葉で進行される授業、毎時間行うペアワーク、月に一回行われる発表などで言語が上達します。定期的に行われている語学の検定試験で私は飛び級合格をすることができました。また現地の人たちと交流することによって現地について深く学ぶことができます。語学の授業には日本人だけでなく、世界中から集まってくるので他国の人と友達になり新たに国を好きになったりと視野が広がると思います。(令和元年度 漢陽大学校 瀬貫 衣織)先輩たちのアドバイス留学のススメ①国士舘大学で学んでいる韓国語の授業では、文法や単語、文化などは学ぶことが出来ますが、説明は日本語なので韓国語を話す能力が身につかなかったため現地で学びたいと思い、交換留学を決心しました。違う国で半年以上も暮らすことを考えると、不安と緊張でいっぱいでしたが、その気持ちも最初だけでした。留学中何か一つでも残せるものが欲しい、韓国人と沢山交流がしたいと考えていたので、好きで続けていたバレーボールサークルに加入しました。日本人がいないという環境は、大きく成長するチャンスだと感じました。加入当初は場に馴染めず、緊張してなかなか喋れませんでしたが、韓国人の方達が積極的に話しかけてくれ、私の拙い韓国語も一生懸命聞いてくれました。そのおかげで緊張感が解れ、スムーズに話せるようになりました。また、バレーボールサークルを通して、学外で行われている同好会にも呼んでもらい、人脈が更に広がりました。大会に出た時には、バレーボールが上手だと他大の学生からも声をかけてもらえたので、交換留学生活の中で一番充実した活動だったと思います。漢陽大学では韓国語の授業の他に、韓国人学生と聞く講義も4つ受講しました。まず、韓国語の授業は3-5級まで受けました。ここでは世界各地から来た違う国の人たちと韓国語を学びました。毎日4時間新しい文法や単語を学ぶので、頭が混乱することも多かったですが、語学堂の先生方が1人1人丁寧に、理解するまで説明してくれました。また校外学習でクラスメイトたちと仲良くなり、授業以外に時間を作って遊びに出かけました。多くの人に出会い、交流をしました。とても大切な思い出です。一般授業では苦戦しました。まず教授が準備するレジュメは専門的な単語が多く、訳してから理解をしなければならないので時間がかかりました。授業では韓国の学生はノートパソコンでレジュメを開き、教授が話すことをパソコンでメモしていました。韓国では印刷にお金がかかるので、パソコンに切り替えることでお金を使わなくて済むため、とてもいい方法だと思いました。また学生の内からタイピングの練習をすると自分の強いスキルにもなるため、効率的な方法だと思います。中間期末試験は学校の図書館に寝泊まりする場所があるほど、学生たちは熱心に試験勉強をします。私もカフェに行って夜遅くまで勉強しました。留学生ということもあって時間がかかりましたが、何とか試験も乗り越えることができて今ではいい経験だったと思っています。今回1年間の交換留学というプログラムを通して、沢山の人に出会い、交流を深め自分のスキルを高めることが出来ました。今後この経験を活かしてより多くのことにチャレンジをし、自分のスキルを上げていきたいと思います。韓国 | 漢陽大学 [3年次留学] 瀬貫 衣織21世紀アジア学部21世紀アジア学科
元のページ ../index.html#12