政経学部経済学科パンフレット 電子カタログ
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ピックアップ科目﹁アジア経済論﹂Economy IINEI の I  ﹁アジア経済論﹂は言葉通り︑アジアの経済について学ぶ学問です︒皆さんは︑アジア経済について︑どれだけ知っているのでし■うか︒アメリカ︑ヨーロッパ︑アジアの3つの地域で奨学金を提供して留学生を募集するとしたら︑どのような結果になると思いますか︒恐らく多くの人はきっと欧米を選び︑アジアを選ばないでし■う︒それは︑私達の頭の中には依然として﹁欧米は先進国が多く︑経済が発達している︒アジアは経済が遅れていて︑貧乏な国も多い﹂というイメージが強く残っているからです︒しかし︑歴史を■ってみると︑アヘン戦争前までは︑アジアはとても豊かな地域で︑19世紀の20年代は︑世界総所得の6割弱を占めていました︒産業革命に乗り遅れて︑殆どの地域が植民地化され︑貧困・停滞を余儀なくされた時期もありましたが︑長い歴史のスパンで見ると︑それはほんの一時期にすぎません︒50年代〜70年代の日本︑80年代のアジア国︑台湾︑N︑シ2ン0ガ0ポ0ー年ル代︑の香中港国︶の︑高9度0経年代済成長は︑アジア地域を大きく変貌させました︒近代において︑世界から貧困・停滞の地域として見られていたアジアは︑いまや世界経済の牽引役となり︑世界で一番活力ある地域となっています︒ 戦後︑アジアがこのような素晴らしい経済成長を実現できたのは︑先に経済発展をS︵成韓し遂げた日本が後ろにいるアジア国︑台湾︑シンガポール︑香港︶を引っ張り︑成長NをNがし引今たっ度ア張はジり中ア︑国そをし引てっ︑張日り本︑︑また成長した中国がアジアを引っ張るなど︑先発国が経済発展の波を次から次へとアジアの後発地域へと波及させていたからであります︒これは欧米を含む他の地域では見られない経済現象で︑﹁雁行形態論﹂と呼んでいます︒﹁雁行形態論﹂の名前は︑経済の発展パターンが雁が空を飛ぶさまと似ていることから命名されたと言われています︒ この授業では︑今のアジア経済にフ■ーカスを当て︑アジアの工業化と近代化のプロセスについて︑歴史的な視点を取り入れながら︑経済理論を用いて分析し︑今後のアジア経済を展望 します︒この授業を通して︑アジア経済の凄さ︑面白さについて学び︑理解を深めることで︑私達が生まれ育ったこの地域に誇りを持つようになれば嬉しいです︒ASEAASEAASEANESがまた後ろにいるNENES︵韓S︑22444422222222222222222222必修科目群中核科目群関連科目群 国際的な事業展開を行う企業の最前線で活躍できる︑グローバルな視点を持った特色ある国際企業人の育成を目指すコース︒ 経済学科で開講されている専門科目群の中でも︑とりわけ国際的な視野で学べる科目で構成されており︑多国籍企業等への就職を念頭に置いている学生向けのコースである︒なお︑より定量的な分析的なスキルを身につけておきたいという希望がある場合には︑﹁データ分析人材育成コース﹂の科目も併せて学んでおくことを推奨する︒国際企業人育成コース科目カテゴリ・推奨学年1年科目2年科目 3年科目4年科目1・2年科目2・3年科目2・3年科目3・4年科目授業科目名経済理論基礎(ミクロ経済学)経済理論基礎(マクロ経済学) 初年次ゼミナール 基礎ゼミナール 専門ゼミナールI 専門ゼミナールII 貿易論(基礎理論) 貿易論(諸問題) 経済開発論(貧困と開発) 経済開発論(諸問題) 国際経済論(諸理論) 国際経済論(諸問題) 国際金融論(為替入門) 国際金融論(実際) 時事経済英語 実践経済英語 西洋経済史(工業化の前提条件) 西洋経済史(現代経済への歩み) 東洋経済史(基礎) 東洋経済史(各論) アジア経済論(全般) アジア経済論(国・地域別) 国際金融実務 国際貿易実務 国際会計実務 国際情報論 単位数経済学科 教授 許 海珠 履修科目モデルsian

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