政経学部経済学科パンフレット 電子カタログ
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ピックアップ科目  ﹁金融論﹂ )  みなさんは︑どんな町に住んでいるでし■うか︒発展している町でし■うか︒金融論の授業では︑資本について説明しますが︑広くとらえると資本とは︑経済的価値を生み出す源︑価値の源泉です︒町の発展について資本の面から見てみまし■う︒人が住んでいるところには︑住むようになった理由が必ずあります︒最初は自然の恵みで︑それを目当てに人が集まります︒天然資源が採れる︑毎年ある季節になるとニシンの群れがやってくる︑川の流れが緩やかになるところで船着き場ができた︑地形の条件がそろっていて電車の駅ができた︑等々︒これが資本です︒自然の恵みとしての資本は︑ただで得られるものなので︑それを活用すればその地域の人たちは豊かになり︑貯えができます︒みなさんの町の初動資源︑最初の資本は何でし■うか︒ここから町が発展していくとき︑さらに資本がものを言います︒得られた貯えを何か別の用途に投入します︒投資です︒銀行や株式会社というしくみは︑これを助け︑新しい価値の源泉(資本である新しい産業を興すことを促します︒成功すると︑町にはもっと人が集まります︒今度は︑住む人のための学校や︑病院ができます︒多様な人々が暮らす町になります︒すばらしいアイディアを持った人(人的資本)が現れるかもしれません︒ 金融は︑簡単に言ってしまえば︑お金の貸し借りですが︑アイディアはあるのにお金のない人と︑お金はあるのにアイディアがない人を結びつけ︑チ■レンジする機会をつくります︒このアイディアが実現し︑成功すると人々の経済生活はますます豊かになります︒ 金融論の授業では︑先のような﹁金融は人々の経済生活を豊かにしてきた﹂という視点から金融を捉えます︒そして︑それを可能にしてきた銀行︑株式会社のしくみ︑それに関わる金融政策や中央銀行︑証券取引所の役割について学びます︒さらには︑ざまざまな影響をもたらすバブル経済についても学びます︒22444422222222222222222222必修科目群中核科目群関連科目群 社会や経済︑企業が直面している課題の解決など︑企業の第一線で活躍できる企業人の育成を目指すコース︒ 経済学科で開講されている専門科目群の中でも︑とりわけ実践的な科目で構成されており︑一般企業への就職を念頭に置いている学生向けのコースである︒なお︑より定量的な分析スキルを身につけておきたいという希望がある場合には︑﹁データ分析人材育成コース﹂の科目も併せて学んでおくことを推奨する︒Moneyand 専門Banking企業人育成コース科目カテゴリ・推奨学年1年科目2年科目 3年科目4年科目1・2年科目2・3年科目1・2年科目2・3年科目授業科目名経済理論基礎(ミクロ経済学)経済理論基礎(マクロ経済学) 初年次ゼミナール 基礎ゼミナール 専門ゼミナールI 専門ゼミナールII 日本経済論(基礎) 日本経済論(各論) 簿記論(基礎) 簿記論(応用) ミクロ経済学(消費者分析) ミクロ経済学(生産者分析) マクロ経済学(理論と政策の経済学) マクロ経済学(雇用と物価の経済学) 金融論(銀行論) 金融論(貨幣理論) 会計学(財務会計・管理会計) 会計学(公会計・環境会計) 経営学概論(基礎) 経営学概論(応用) 企業金融論(総論) 企業金融論(各論) 労働経済学(基礎理論) 労働経済学(労働市場) 企業経済論(基礎) 企業経済論(応用) 単位数履修科目モデル経済学科 准教授 川村 哲章

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