政経学部経済学科パンフレット 電子カタログ
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ピックアップ科目﹁応用マクロ経済学﹂AppliedMacroeconomics  理論としての﹁マクロ経済学﹂をさらに深く学ぶことで新しく何が見えてくるか︑何ができるようになるか︒その答えを自分自身でつかむ・・・これが応用科目である﹁応用マクロ経済学﹂の目的です︒ ﹁経済学﹂は︑私たちが生きているこの社会を9つの視座から洞察する力を養う学問です︒その中で﹁マクロ経済学﹂を学ぶと﹁財︵モノ︶﹂﹁貨幣︵カネ︶﹂﹁労働︵ヒト︶﹂という3つの視座から社会を洞察する力が身に付きます︒ではどうして社会を複数の視座から洞察する必要があるのでし■うか︒それは︑同じ対象であっても洞察する視座が異なると現実︵問題︶が全く違って見えてくるからです︒急速に経済が成長して豊かになる国があるのに︑どうして貧困の泥沼から抜け出せない国もあるのでし■うか︒働くと言っても︑非正規雇用ばかり増えている日本社会では将来私たちの生活や人生が不安定になるのではないでし■うか︒物価が上昇すると生活が苦しくなるのに︑どうしてわざわざインフレを起こそうとしているのでし■うか︒増税を繰り返しているのにどうして財政赤字が改善されて来ないのでし■うか︒100年安心と言われたはずの年金や社会保障の実態はどうなっているのでし■うか︒共働き社会になっているのに出産や子育ての制度や環境は改善してきているのでし■うか︒その他︑貧困や格差の問題︑技術革新や生産性の問題︑電子マネーやネットバンキングの問題︑食品添加物や残存農薬の問題︑エネルギーや原子力の問題︑食糧自給率や資源開発の問題︑砂漠化や温暖化の問題︑過疎化や少子高齢化の問題など︑私たちの社会には難しい問題が山積しています︒ この講義では︑こうした諸問題について﹁マクロ経済学﹂という学問的な視座から︑皆で一緒に考え︑自分の意見を持てるように︑そして堂々と議論できるようになることを目指しています︒この講義を通じて︑﹁マクロ経済学﹂の面白さに触れるとともに︑社会の変化の兆しをいち早くつかみ︑先行きを予測する技術と実力を身につけて欲しいと思います︒22444422222222222222222222必修科目群中核科目 群関連科目群 経済学の理論や分析手法をベースに︑社会を取り巻く経済現象を解明し︑コンサルタントなどの課題解決に資する高度専門職︑教員︑研究者などを目指すコース︒ 大学院への進学を視野に入れている学生には︑大学院との連携により︑学部在籍中に大学院修士課程の科目の履修を可能にする制度がある︒なお︑大学院にて実証系の研究を目指す場合には︑﹁データ分析人材育成コース﹂の科目も併せて学んでおくことを推奨する︒経済専門人材育成コース科目カテゴリ・推奨学年1年科目2年科目 3年科目4年科目2・3年科目3・4年科目1・2年科目2・3年科目授業科目名経済理論基礎(ミクロ経済学) 経済理論基礎(マクロ経済学) 初年次ゼミナール 基礎ゼミナール 専門ゼミナールI 専門ゼミナールII 日本経済史(江戸期) 日本経済史(明治以後) 西洋経済史(工業化の前提条件) 西洋経済史(現代経済への歩み) 計量経済学(推定) 計量経済学(検定) 応用ミクロ経済学(企業行動と成果) 応用ミクロ経済学(ミクロ政策) 応用マクロ経済学(成長と循環の経済学) 応用マクロ経済学(期待と変動の経済学) 経済数学(微分積分) 経済数学(線形代数) 経済学史(基礎) 経済学史(各論) 公共経済論(基礎理論) 公共経済論(諸政策) 経済統計学(基礎) 経済統計学(各論) 経済政策学(基礎) 経済政策学(応用) 単位数履修科目モデル経済学科 教授 永冨 隆司

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