2022年08月05日
第2回アスレティックトレーナー(AT)講座を実施しました
8月3日、多摩キャンパスのメイプルセンチュリーセンター多摩3階教室で第2回アスレティックトレーナー(AT)講座が開催され、各クラブの学生約20人が参加しました。
ATとはスポーツの現場で、選手の健康管理やケガ予防のほか、ケガをした場合の応急処置やその後のリハビリテーション、体力トレーニング、コンディショニングなどを行い、競技者をさまざまな面から支えるトレーナーのことで、学生がATの意義や役割について理解を深めながら、実践スキルを体験することを目的に本学スポーツプロモーションセンターが中心となって本講座を実施しています。
当日は、全米アスレティックトレーナー協会公認トレーナーで防災・救急救助総合研究所の大木学准教授が講師を務め、今回は足関節に主眼を置き、テーピングの有効性や巻き方を指導しました。講義では、捻挫の概要やメカニズムなどを解説し、テーピングの目的としてケガ予防や応急処置、不調を補うリコンディショニングがあげられることを説明しました。
その後は2人一組のグループに分かれ、実際にテーピングを使い用途別のさまざまな巻き方を学びました。
参加した学生からは、「クラブにトレーナーがいないため、部員に何か生じた際にサポートできるようになればと思い参加した。今回は足首を入念に確認でき収穫が多かった。次回以降も定期的に参加したい」などの感想が聞かれました。
本学では、国士舘スポーツプロモーションセンターを中心に、大学スポーツの安全・安心の確立に資するプラットフォーム構築事業を実施しており、ケガ予防などの観点からATの知識を持った学生の育成に力を入れています。
今後は、より安心・安全な環境の整備および競技力向上に寄与するため、対象を全学生に広げ、学生によるATチームの創設を予定しています。
講師を務めた大木准教授
講義の様子
テーピングを学ぶ学生
実際にテーピングして確認する様子