2020年02月22日
国士舘スポーツプロモーションセンターが強化クラブ指導者を対象に研修会を実施しました
国士舘スポーツプロモーションセンター(KSPC)は2月21日、スポーツ協議会が指定する34の強化クラブの指導者を対象とした学内研修会を多摩キャンパスの教室・管理棟3階301教室で開催し、各クラブの指導者ら約50人が参加しました。
研修ではまず、本学KSPC、チーフ・スポーツ・ディレクターの大澤英雄理事長があいさつし、昨年設立した一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)への加盟の経緯や取り組みについての所感を述べました。大澤理事長は「大学スポーツを日本のスポーツの中核にしなければならない。そのためにもUNIVASの取り組みがさらに良いものになるように尽力する」と述べたほか、集まった指導者らに対して「多くのクラブが成果を出しており、これらは指導者の皆さんの努力の賜物。引き続き学生へ愛のこもった指導をしてほしい」と呼びかけました。
続いて本学KSPC、スポーツアドミニストレーターで体育学部の古田仁志教授が研修会の講師を務めました。古田教授は、UNIVAS設立の経緯や取り組みのほか、昨今問題視されている安全面やハラスメントなどの諸問題ついて具体的な事例をあげながら紹介しました。さまざまな問題が取り上げられる中、「安全管理やコンプライアンスなど指導者が理解しなければいけないことは多々あり、責任も生じる。そのためにも危機管理の意識を常に持たなければならない」と注意を呼びかけました。その後は、学生のキャリア支援やコーチングについて説明したほか、KSPCの取り組みを紹介しました。古田教授は最後に「指導者の役割はあくまでもサポーターであり、中心にいるのは学生である選手だ。説得力のある指導をするためにも指導者として必要な知識を常に学び続けることが必要であり、学生と指導者として良好な関係性を構築することが大切」と締めくくりました。
閉会のあいさつでは、学生部長の田原淳子教授が、新型コロナウイルスに対する注意喚起をしたほか、「今回学んだことを活用し、より質の高い指導およびクラブの管理に努めてほしい」と呼びかけました。
本学では、体育・スポーツ活動を一体的に統括する組織として2018年10月にKSPCを設置しました。本研修会はUNIVASのデュアルキャリア委員会から運動部の指導者を対象とした学内研修会開催の依頼を受け、開催されました。KSPCでは、スポーツ庁による令和元年度の大学スポーツ振興の推進事業に採択されており、大学スポーツの安全・安心、スポーツ倫理の確立を進めているほか、スポーツビジネスなどに関する勉強会やSFR(スポーツファーストレスポンダー)の育成事業などを実施し、大学スポーツ環境の一層の向上に取り組んでいます。
あいさつする大澤理事長
講師を務めた古田教授
研修会の様子
研修会の様子
参加者による意見交換
あいさつする田原学生部長