2019年05月15日
第3回ベーシックSFRコースを実施しました
5月11日、多摩キャンパス教室・実習棟1階臨床実習室で第3回ベーシックSFR(スポーツファーストレスポンダー)コースが開催され、体育学部の学生を中心に20人が参加しました。
SFRとはスポーツ競技の試合、部活において、選手に発生した急性の疾病、外傷に対して、医療従事者、救急隊に引き継ぐまで初期対応・応急手当てを行うもので、本学独自の認定資格です。本コースを受講することでSFRの資格を取得できます。
当日は、救急救命士の資格を持つ本学教職員や研究科助手、大学院生、SFRコースを受講した学部生が講師を務め、まず参加者らはe-ラーニングで事前に学習した内容をプレテストで確認しました。その後、4人1組のグループに分かれ実習に移りました。
実習では止血法、捻挫・骨折対応、心肺蘇生法やこれからの季節に想定される熱中症対応などスポーツシーンで想定されるさまざまな症状に関しての処置方法を学びました。
参加者らは、互いに声を掛け合いながら細かな動作を熱心に確認していました。
講習終了後、体育学部の田中秀治教授は「けがをしないことがベストではあるが、万が一けが人が出た場合は、今日学んだことを生かして適切に処置してほしい」と述べ、修了者らを激励しました。
修了者は今後、本学が実施しているアメリカンフットボールなどのさまざまなスポーツ救護のサポートとして活躍することが期待されています。
本学では、国士舘スポーツプロモーションセンターを中心に、大学スポーツの安全・安心の確立に資するプラットフォーム構築事業を実施しており、その一環で、競技の試合・練習中に発生した事故等に救急隊に引き継ぐまで初期対応・応急手当てを行える者「スポーツ・ファーストレスポンダー(Sports First Responder)」を育成するために本コースを実施しています。
プレテストの様子
講習の様子
止血法
骨折対応
心肺蘇生
全身観察
骨折対応
収容法
修了証授与
記念撮影