2023年06月19日
国士舘大講堂(国登録有形文化財)見学ツアーを開催しました
6月17日、国士舘大講堂見学ツアーが午前と午後の2回にわたり開催され、約20人の参加者が国士舘大学世田谷キャンパスに足を運びました。
午前に行われた見学ツアーでは、はじめに学生ガイドの鈴木怜亜さん(文学部3年)が、完成104年を経た大講堂の歴史や文化財としての意義、創立者柴田德次郎等について説明を行いました。関東大震災・東京空襲・東日本大震災等、多くの危機を乗り越え、平成29年に国登録有形文化財(建造物)となった東京都で最も古い講堂となると紹介しました。
また大講堂の構造についても解説し、大屋根を支える丸柱は温湿の変化による割れに対応するため、あらかじめ切れ込みを入れる”背割り”が施されていること等を説明しました。参加者は、実際に丸柱に触れ、写真撮影などをしていました。
大講堂の見学を終えると柴田会舘内の国士舘史資料室に移動し、学生ガイドの馬場英梨香さん(文学部3年)の案内のもと、資料展示室を見学しながら、本学の発展や教育の特徴等に触れました。
参加者は「他大学から来た。古い建物は真ん中に柱がないと、時が経つにつれくぼんでいくが、国士舘大講堂は、真ん中の空間にこだわり建設されたのが見受けられ、ここまで保っていることがすごいと思った」「学生の説明が分かりやすかった。いくつもの災害があった中で、現在まで残っている貴重な文化財を見ることができて良かった」などと話し、本学の文化財に高い関心を寄せていました。
国士舘史資料室が主催した本企画は、5月10日のキャンパス入構制限の解除を受けて、大講堂の定期開放を地域に広げ、多くの人々が文化財に親しむ機会を設けるために実施したものです。
・国士舘大講堂の概要はこちら↓
https://www.kokushikan.ac.jp/information/about/auditorium.html
・国士舘史資料室はこちら↓
https://www.kokushikan.ac.jp/research/archive/
学生ガイドの鈴木さん
折上格天井について解説
丸柱の写真を撮影する参加者
創立者柴田德次郎について説明
見学ツアー後には大講堂グッズガチャに挑戦
学生ガイドの馬場さん
展示室を案内