2023年01月26日
「全国大学史資料協議会東日本部会」第131回研究会が開催されました
1月26日、全国の大学・機関で組織する全国大学史資料協議会(東日本部会)第131回研究会が、世田谷キャンパス・メイプルセンチュリーホール5階大会議室で開催されました。本会は、オンライン(zoom)併用のハイブリット方式で開催され、対面式会場には学外から約30名が参加しました。
担当した国士舘史資料室では、協議会の年間テーマ「大学史資料の活用と公開」をふまえて、二つの講演を企画しました。はじめに、特別講演として本学政経学部の阿部武司教授が「企業アーカイブズと大学アーカイブズ -企業資料協議会での経験より」として講演しました。阿部教授が副会長を務める企業資料協議会をはじめとする企業アーカイブズの現状を紹介するとともに、自らの長年の知見から大学アーカイブズへの提言として大学史資料の戦略的活用にも触れ、大変意義深い講演となりました。講演後には多くの質疑が行われ、会場は熱気に包まれました。
続いて国士舘史資料室の熊本好宏事務長が「百年史編纂事業と国士舘史資料室の取り組み」と題して講演しました。資料室が所掌した百年史編纂事業の経過や創立100周年記念事業での資料活用を紹介しつつ編纂事業の意義を位置づけるとともに、大学史資料の活用例として編纂事業後に展開する諸活動についても講演しました。
講演終了後は、国登録有形文化財(建造物)である国士舘大講堂へ移動し、学生ガイドが建物の特徴や意義を説明しました。この模様もオンラインで中継され、学外の参加者に大講堂と資料活用の取り組みを見ていただく好機となりました。
対面式会場の様子
政経学部・阿部武司教授
質疑応答の時間
国士舘史資料室・熊本好宏事務長
国士舘大講堂へ移動
全国の会員に向けオンライン中継
学生ガイドによる案内