2022年10月28日
令和4年度世田谷プラットフォーム リスクマネジメント部会の防災研修が開催されました
10月27日、世田谷キャンパスメイプルセンチュリーホール5階第1会議室で、令和4年度世田谷プラットフォーム リスクマネジメント部会による防災研修が開催されました。
この研修会は、世田谷プラットフォーム協定校(国士舘大学・駒澤大学・成城大学・東京都市大学・昭和女子大学)が集まり、災害発生時の初動対応や地元との連携について検討するもので、合わせて25人(本学からは5人)が参加しました。
今回は「地震対応ワークショップ」として、本学防災・救急救助総合研究所の中林啓修准教授がファシリテーターをつとめ、東京都心南部を震源としたマグニチュード7.3、最大震度7の地震発生を想定し、各大学ごとに発災直後から3日目までの災害対応計画を立てるグループワークを行いました。
はじめに、初動対応方針について各大学の建物の耐震や予測される大学内の被害状況、災害時の受け入れ態勢、被災学生へのサポートなど、大学内で起こりうる災害をイメージしながらそれぞれ話し合いました。
次に、大学や所属部署が優先的に行うべき初動対応業務について、被災学生の立場で課題や支援ニーズなどを考え、各大学の計画などを踏まえた応急対応や業務復旧の方針についてまとめるなど、予測される対応業務を多角的にシミュレーションしました。
ワークショップの最後には、各大学で検討した対策方針について発表を行い「古い建物が多いため倒壊、実験室等の火災が想定される。発災後の避難誘導を迅速に行い、学生や施設の安全確認を実施する」「キャンパスが点在しているため、情報の共有ができるようにしなければならない。速やかに正確な情報の発信、整理を行う。授業開始の方針や入試についての発信もしていかなければならない」など、それぞれの大学での戦略を共有しました。
発表後、中林准教授は「我々が学生に何をしてあげられるかで、学生が社会にどのように貢献していけるかにつながる。今回できたことは自信に、できなかったことは改善への目標にしてほしい」と述べ、防災研修を締めくくりました。
ファシリテーターの中林啓修准教授
研修の様子
グループワーク
発表の様子