2022年09月29日
令和4年度世田谷プラットフォーム合同SD研修会が開催されました
9月22日、世田谷キャンパスメイプルセンチュリーホール5階第1会議室で「令和4年度世田谷プラットフォーム合同SD研修会」が開催されました。
本研修会は、世田谷プラットフォーム協定校(駒澤大学・昭和女子大学・成城大学・東京都市大学・東京農業大学・国士舘大学)が毎年合同で開催しており、3年ぶりの対面形式で6大学合わせて29人(本学からは7人)の大学職員が参加しました。
研修は、大正大学客員教授で元私学事業団私学経営情報センター長の山本雅淑氏が講師を務め「ガバナンス改革と私立学校法改正」「『2022年度私立大学入学志願動向』の読み方」「近年の先進的な教育改革」の3つをテーマに講義やワークショップを実施しました
講義では、私立学校法改正の変遷や今年の5月に文部科学省から発表された私立学校法改正法案骨子における改正のポイント、志願者動向、近年の教育改革の事例などが紹介され、高等教育機関における現状や課題についての理解を深めました。また、ワークショップでは、「世田谷区内に大学を新設するとしたら、どのような大学を設立するか」という主題に対し、各グループで活発な議論が行われ、各自が構想した大学の立地や独自の教育プログラムなどがあわせて発表されました。
最後に山本氏は、「今後の教育政策を考える上で、中央教育審議会における答申も大切だが、各大学が独自性をもって教育改革を実行しなければ淘汰される時代に差し掛かってきている」と危機感を表し、「さまざまな困難を乗り越えるためにも、職員としてあらゆる面で具体的に考え、行動するくせをつけてほしい」と呼びかけました。
世田谷プラットフォームは、世田谷区の6大学と世田谷区などが連携し、地域における高等教育の活性化並びに区内産業界、さらには世田谷区全体の発展に寄与することを目的として、平成29年10月20日に発足しました。また、6大学では「世田谷6大学コンソーシアム」として相互協力協定を結んでおり、合同公開講座の開催や大学図書館の相互利用、共同研究、単位互換などが行われています。
研修会に参加した大学職員らに熱く語りかける大正大学・山本雅淑氏
講義の様子
積極的に意見交換する参加者ら
各グループの代表者による発表