2022年04月27日
男子新体操部OB・石川裕平さんがNHK「テレビ体操」に出演しています
本学男子新体操部OBの石川裕平さん(令和3年体育学部卒)が、NHKで放送されている番組「テレビ体操」、「みんなの体操」にレギュラー出演しています。
同番組は、昨年10月からリニューアルを実施。従来は女性のみだった体操アシスタントに男性も加入することとなり、その一人として石川さんが抜擢されました。
石川さんは、多摩キャンパスで活動する小中学生対象のクラブ「国士舘ジュニアRG」の一期生として小学6年生から参加。コーチを務める本学体育学部の山田小太郎准教授の指導の下、国士舘高校、本学体育学部と進学し、高大ともに男子新体操部で活躍しました。
卒業後は広告代理店に就職するも、山田准教授の推薦による番組出演をきっかけに体操の世界へ戻ることを決意。現在は各地の体操教室や福祉施設などで、児童から高齢者まで幅広く指導する体操インストラクターとして活動しています。
現在も日々収録をこなす石川さんは、自身の今とこれからについて
「器械体操、新体操を併せて15年続けてきましたが、このテレビ体操を通じて、今まで積み重ねてきたことが人の役に立つ喜びを改めて感じています。大学卒業後に競技から離れた時期もありましたが、今では体操と関わっている時が最も楽しい時間です。特にラジオ体操はシンプルながら突き詰めると奥が深く、とても勉強になっています。また、番組の視聴者には高齢の方が多いこともあり、今後さらに加速する高齢化社会の中で、健康寿命を延ばすために体操の普及が非常に重要だと考えています。今の夢は、子どもからお年寄りまで体操に親しめる施設を作ること。自分の経験を社会に還元していきたいと思っています」
と話しました。
最後に、国士舘の後輩へ伝えたいこととして
「学生時代に続けてきたことは、どんなことでも社会に出てから大きな武器になると思います。自分は教員を目指してはいませんでしたが、大学で教職免許を取得したことが、今になって体操の世界で生きているので、とても有意義だったと実感しています。皆さんも国士舘で自分の武器となるものをたくさん見つけてください」
そして、番組の視聴者に向けては
「早朝の放送もありますが、毎日の体操を日課にしてもらうことで一日をフレッシュに過ごせると思います。自分もその手伝いができればと頑張っていますので、ぜひご覧ください」
とメッセージを送りました。

多摩キャンパスでの取材に応える様子
11年間指導者として伴走し続けてきた恩師の山田准教授と