2022年01月13日
エジプト大使らが来校 病院前救急医療研修と今後の交流について懇談
1月12日に、駐日エジプト大使館のモハメド・アブバクル・サレー・ファッターフ大使、ハニー A. エルシーミー同文化参事官ら3人が本学を訪れ、大澤英雄理事長を表敬しました。今回の訪問では、本学防災・救急救助総合研究所(防災総研)が同国の救急医療の現場に従事する医師らを対象に実施する「病院前救急医療研修プログラム」の成果に対し、同大使から大澤理事長に謝意が述べられました。また、同国が課題とする防災に対応できる人材育成など今後の交流発展の可能性について提案があり、防災総研の島崎修次所長と田中秀治副所長を交えて懇談しました。
病院前救急医療研修プログラムは、平成30年に日本とエジプト・アラブ共和国の円借款貸付契約による「人材育成事業(エジプト・日本教育パートナーシップ)」(保健分野)に採択され、本学は同国と業務委託契約を締結。契約期間は4年で、エジプトの救急医療に携わる医師や救急救命士など医療関係者を毎年10人ずつ受け入れ、8週間にわたり本学多摩キャンパスや都内の関連施設で実習などを行い、プログラム終了後は「修了証」を授与しています。研修プログラムは一昨年来のコロナ禍によって休止を余儀なくされており、契約に基づく残る2カ年については、両国の出入国に関する措置に従って実施することとしています。
駐日エジプト大使らと本学大澤理事長ら関係者による懇談の様子
両国の国旗を挟んで前列左に、モハメド・アブバクル・サレー・ファッターフ大使、右に大澤理事長