2021年10月04日
将棋・女流アマ名人戦で磯谷さん(理工1年)が初優勝
将棋の女性アマチュア日本一を決める第53期女流アマ名人戦が9月20日、東京・KFCホールで行われ、名人戦クラスで本学の磯谷祐維さん(理工学部1年)が初優勝を飾りました。
磯谷さんは祖父の影響で小学校3年生で将棋を始めました。指すたびに強くなることを実感し将棋の魅力にのめり込んでいくと、出場する大会でタイトルを獲得し、その才能をいかんなく発揮してきました。一時は棋士養成機関の「奨励会」に加入したほか、棋士として活躍する藤井聡太さんと対局した経験を持つ磯谷さん。現在は授業のかたわら都内の道場に通い、自宅で問題集を解くなどして研さんを積んでいます。
4回目の出場となった今大会は、「入念な準備ができていたので優勝しか狙っていなかった」と振り返り、並みいる強豪に打ち勝ち迎えた決勝戦は過去2回優勝を誇る強敵ながら「自分らしい将棋が出来た」と自身のスタイルである攻めの将棋で、先手番で対振り飛車の引き角戦法である「鳥刺し」を用いて勝利をつかみ取りました。
優勝後、磯谷さんは、「学業との両立で苦労したこともあったが、ずっと優勝したいと思っており、頑張った成果が出て本当にうれしい」と喜びを表し、今後の目標は「女流棋士になること」と力強く述べました。
また、今回の優勝を受け、来年3月に開催予定の第44回朝日アマ将棋名人戦全国大会に女性代表として出場する予定です。
