2021年07月12日
キャンパス・ハラスメント相談員研修を行いました
7月9日、本学のキャンパス・ハラスメント相談員を対象とする研修が世田谷キャンパスのメイプルセンチュリーホール5階第1会議室で行われ、教職員で構成する相談員17人が参加しました。
研修は、株式会社フォーブレーン代表取締役で、特定社会保険労務士、産業カウンセラーなどの資格を持つ稲好智子氏を講師に招き、ハラスメントについての理解と、相談員の役割、相談の流れについて学びました。
まず稲好氏は、最近の大学におけるハラスメント問題の特徴や背景、判断基準についての考え方などについて説明し、その上で、「相談員の役割は、相談者が抱える問題をどのように解決するのが最善なのかを、相談者自身が見出せるようにサポートすること」を述べました。そのためには、信頼関係の下で、事実関係や相談者の感情を把握し整理することに努める必要があると強調しました。
次に稲好氏は、さまざまなケースを例に、具体的な相談への対応方法について解説しました。受講者は、良い例や悪い例、注意事項などを注意深く聞き、自身の相談対応方法を振り返る機会としました。
本学園は、「キャンパス・ハラスメント防止等に関する規程」を制定しハラスメント防止に取り組んでいます。25人の教職員が相談員となり、定期的な研修を実施しながらハラスメントに関する相談に応じています。
研修の様子
講師の稲好氏