2020年02月25日
画家・北久美子氏の絵画の寄贈を受けました
本学はこのほど、昨年5月に逝去された、画家・北久美子氏の大作『光る風』(2012年作・油彩・カンバス、162×162cm)をご遺族の好意により寄贈を受けました。本作は、世田谷キャンパスのメイプルセンチュリーホールのエントランスに展示されています。
北久美子氏は、具象絵画の最高峰である安井賞受賞をはじめ、長きに渡り画壇で高い評価を受けてきました。輝かしい芸術活動の一方、大阪芸術大学美術学科教授として後進の育成にも精力を注がれました。
寄贈にあたっては、文学部の松田俊哉教授(絵画制作、美術教育)が北氏と深い関わりのある画廊・楽(横浜)からの「将来を担う学生の知性と感性に働きかけ、情操の育成に寄与できれば」という申し出を受け、受贈の運びに至りました。
松田教授は北氏の絵画について「伝統的な障壁画の視点を用いた油彩による象徴表現。しかし、自然の夢想性の背後に社会と人間への鋭くも慈愛に満ちた眼差しがある。美しい画面は北先生のお人柄を彷彿とさせる」と話し、また大澤英雄理事長は「心と体の健康を育む施設の入り口で出迎えるに相応しい素晴らしい作品」と話し、感謝の意を表しました。

