2018年12月21日
平成30年度世田谷プラットフォーム事業 防災研修会が開催されました
12月21日、世田谷キャンパスメイプルセンチュリーホール5階第1会議室で、平成30年度世田谷プラットフォーム事業「防災研修会」が開催されました。
この研修会は、世田谷区役所と世田谷プラットフォーム協定校(駒澤大学・昭和女子大学・成城大学・東京都市大学・東京農業大学・国士舘大学)が合同で行ったもので、区役所と6大学合わせて42人(本学からは6人)が参加しました。
第1部は、本学防災・救急救助総合研究所の山﨑登教授が「最近の災害と防災教育」と題して講演を行いました。山﨑教授はまず、近年日本列島を襲った自然災害の数々を事例として出しながら、地震や豪雨、異常気象などの現象が多発する時代に入り始めていると解説。さらに参加者である各大学関係者らに向け、学校としても、地域との付き合い方が大きく問われてきていると述べました。
また、学校や自治体にも「防災に対しての責任」が強くなっていると同時に、正しい防災教育が多くの人命を救い、社会を大きく変える可能性があることも強調しました。
第2部ではグループに分かれて「避難所運営ゲーム(HUG)」が行われ、本学防災・救急救助総合研究所の月ヶ瀬恭子講師が全体進行を務める中、参加者は災害発生からの詳細なシミュレーションを実習形式で学びました。
世田谷プラットフォームは、世田谷区の6大学と世田谷区などが連携し、地域における高等教育の活性化並びに区内産業界、さらには世田谷区全体の発展に寄与することを目的として、平成29年10月20日に発足しました。また、6大学では「世田谷6大学コンソーシアム」として相互協力協定を結んでおり、合同公開講座の開催や大学図書館の相互利用、共同研究、単位互換などが行われています。
山﨑教授の講演の様子
防災教育の重要さについて語る山﨑教授
第2部の実習で進行をつとめた月ヶ瀬講師
各グループに分かれ実習を通して学びを深める参加者