2018年08月25日
世田谷地域連携総合防災訓練を実施しました
8月25日、世田谷キャンパスで世田谷地域連携防災訓練(主催・国士舘大学、協力・世田谷区世田谷総合支所地域振興課)を実施しました。
訓練には、本学から防災リーダー養成論実習を受講する学生約90人と、防災・救急救助総合研究所のスタッフが参加したほか、世田谷消防署、世田谷警察署、日本赤十字社東京支部、若林町会、世田谷ボランティア協会、小田急シティバス株式会社、世田谷信用金庫などから多数の参加者が集いました。
訓練は「午前7時に東京近郊で震度7の地震が発生した」という想定のもとスタート。若林地域7カ所の被害現場から、学生らが救出・応急手当・搬送・トリアージ等の訓練を行うなど、震災時における関係団体との連携体制を確認する本格的な合同防災訓練となりました。
訓練終了後、メイプルセンチュリーホール大教室で講評が行われ、今回の訓練に参加した各団体からも意見が聞かれました。
その中で、世田谷警察署の鈴木宏治警備課長は「警察署員4名と学生とが連携し、大規模災害を想定した観光バスからの救助活動ができたのは、参加者にとって有意義な経験となりました」と述べたほか、若林町会の月村雅一氏は「訓練中に想定外の機械トラブルもあり、日頃の訓練の重要さを再認識しました。本訓練は今年で5回目になりますが、今後もひとつのソーシャルキャピタルとして機能していくと思います」と語りました。
本訓練は、本学が8月22日から31日まで開講中の「防災リーダー養成論実習」のカリキュラムにも組み込まれており、受講した学生は将来の防災リーダーとして地域に貢献することが期待されています。
救急車を使っての搬送訓練の様子
被害現場を想定した公園からの救出・搬送
地域の住民も訓練に参加し、連携体制を確認
観光バスの救助活動には、地域の団体も参加
救護所で処置訓練する医師、学生ら
訓練終了後の講評の様子