2018年06月25日
イラク古代文化研究所が特別講演会「甦りし天使たち~ベツレヘム聖誕教会修復事業の軌跡~」を開催しました。
6月23日、世田谷キャンパスの34号館B304教室で、イラク古代文化研究所主催の特別企画展「甦りし天使たち~ベツレヘム聖誕教会修復事業の軌跡~」特別講演会が開催されました。
講師にはイタリア・ピアチェンティ社で文化財修復士を務めるマッテオ・ピアチェンティ氏を迎え、ゲストコメンテーターとして同社のマルチェッロ・ピアチェンティ氏、エジスト・ニノ・チェッカテッリ氏、通訳を佐々木愛子氏が務め、教会堂の修復作業などについてそれぞれの取り組みや知見が語られました。
会場には本学学生・教職員のほか近隣住民ら約120人が訪れ、熱心に聴講していました。
本学では4月16日から地域交流文化センター2階イラク古代文化研究所展示室で特別企画展「甦りし天使たち~ベツレヘム聖誕教会修復事業の軌跡~」を開催。本展は、NPO法人美術保存修復センター横浜の修復教室で学び、現在ピアチェンティ社で修復作業に従事されている佐々木愛子氏の仲介で、ピアチェンティ社の全面協力の下、貴重な画像や動画のデータを直に提供していただき、日本ではほとんど知られることのない教会堂の修復過程をパネル展示で紹介しています。
なお、講演会の冒頭で使用いたしました動画につきましては、ピアチェンティ社より許可をいただけましたので、展示室にて常時上映いたしております。
特別展「甦りし天使たち~ベツレヘム聖誕教会修復事業の軌跡~」
会期:2018年4月16日(月)~8月3日(金)
会場:国士舘大学 イラク古代文化研究所展示室
講演会の様子
修復作業について語るマッテオ・ピアチェンティ氏
エジスト・ニノ・チェッカテッリ氏と佐々木愛子氏
マルチェッロ・ピアチェンティ氏と佐々木愛子氏