2016年10月31日
文学部創設50周年記念式典・シンポジウムおよび人文学会シンポジウムを開催しました
10月29日に文学部創設50周年の記念式典・シンポジウムおよび人文学会シンポジウムが世田谷キャンパス中央図書館多目的ホールで開催され、在学生・教職員・卒業生・関係者ら約250人が参列しました。
文学部は、理念と目的に「人文科学を中心に深遠な学術を教授研究し、豊かな教養と高潔な人格を養い、文化の創造力をつけ、社会福祉の増進や国際社会の進展に寄与できる人材を養成する」を掲げ、昭和41年に創設されました。
記念式典では、国歌斉唱の後、長谷川均文学部長が式辞のあいさつに立ち、「多様性こそが文学部の最大の強み。多様なものを理解する姿勢を持ち続けながら、これからのグランドビジョンをまとめるべき時期であり、それを実現してこそ真の文学部改革になる」と決意を語りました。
続く祝辞では大澤英雄理事長が、「文学部50年の歴史は総合大学国士舘の歴史といえる。創設時はもちろん、それを継承・発展させてきた関係者の努力に改めて敬意を表したい」とあいさつ。佐藤圭一学長は、価値軸を備え教養豊かな人材を育てるという大学の担う使命に触れ、「科目群の垣根を可能な限りなくし人の営みを多角的・総合的に考察できる学部として、期待はますます高まっている」と述べました。
その後、在学生代表として日本文学・文化専攻4年の川合優稀子さんが「50周年の節目となる時に立ち会うことができてうれしい。文学部で学んだことを胸に社会に巣立っていきたい」と述べました。
初等教育専攻学生有志による合唱では50周年を祝う2曲が披露され、響きのある声が会場を包み、参加者は温かな歌声に聞き入りました。
記念シンポジウムでは「国士舘大学での学びと今のわたし」をテーマに、社会で活躍する6人の卒業生が登壇しました。学生時代の思い出や、社会に出てから糧となった大学での学びや経験をユーモアを交えながら話し、参加した学生にエールを送りました。会場は時に穏やかな笑いに包まれ、在学生は日頃接することのない卒業生との共通した絆を感じる会となりました。
引き続き行われた人文学会シンポジウムでは、「国士舘大学文学部50年の歩みと新たな挑戦」をテーマに、考古・日本史学専攻の佐々博雄教授と教育学専攻の細越淳二教授が文学部の「これまで」と「これから」についてそれぞれ講演し、文学部のさらなる発展を期し閉会しました。
終了後は34号館スカイラウンジに場所を移しレセプションが開催され、旧知の恩師や仲間との話に花を咲かせました。
記念式典の様子
国歌を斉唱する参列者
式辞を述べる長谷川文学部長
在学生代表としてあいさつする川合優稀子さん(日本文学・文化専攻4年)
初等教育専攻学生有志による合唱
記念シンポジウムで語る卒業生の角張友哉さん、元山拓也さん、児玉利一さん(左から)
卒業生の矢野勝久さん、髙橋敦さん、矢澤絵里奈さん(左から)
会場から出る質問に丁寧に答える登壇者