2023年12月20日
令和5年度世田谷プラットフォーム リスクマネジメント部会の防災研修が開催されました
12月15日、世田谷キャンパスメイプルセンチュリーホール5階第1会議室で、令和5年度世田谷プラットフォーム リスクマネジメント部会による防災研修が開催されました。
この研修会は、世田谷プラットフォーム協定校(国士舘大学・駒澤大学・昭和女子大学・成城大学・東京都市大学・東京農業大学)が集まり、災害発生時の初動対応や地元との連携について検討するもので、今回は世田谷区職員7人も加わり、合わせてて35人(本学からは4人)が参加しました。
今回は「地震対応ワークショップ」として、本学防災・救急救助総合研究所の中林啓修准教授がファシリテーターをつとめ、地震災害が起きた際、大学や地元の被害イメージを把握し必要な対応を検討するためのワークショップを行いました。
はじめに各学校ごとのグループで着席し、ワークショップの取りまとめ役を決め、中林准教授が設定した仮想の地震発生日時・天候をもとに被災イメージを把握、取りまとめました。
次に、各大学とその周辺で発生している被害状況を踏まえ初動対応方針を決定しました。
ワークショップの最後には、各大学で検討した対策方針について発表を行い「学生をどう守るか」「食糧確保」「ライフライン」「心のケア」「学校再開時期」など、それぞれの大学での戦略を共有しました。
発表後、中林准教授は「これからの社会で活躍する学生へのロールモデルの提示として、大学の災害対策の姿勢が重要になってくるのではないか。そのためにも、今後もこのようなワークショップを継続し、それぞれの大学で情報を共有し役立てていただければ幸いである。また、今回のワークショップは、災害対応だけが目的ではなく、被災した後に立ち直って教育と組織を維持していくためでもある。それぞれの大学が地域において、また教育界においてどのような立場か、それを逆算して何をするべきなのか、実は災害時にはそういうことが問われているので、今回その議論の入口となれば」と述べ、防災研修を締めくくりました。
ファシリテーターの中林准教授
各大学のテーブルには世田谷区職員が一人ずつ同席して議論を共有
各大学の周辺地図など詳細な資料をもとにワークショップがすすめられた
各大学による発表