2023年03月29日
「国士舘アスリートプログラム」を実施しました
3月24日、国士舘スポーツプロモーションセンターが主催し、本学スポーツ競技会指定クラブの部員を対象とした「令和4年度 国士舘アスリートプログラム」が多摩キャンパス18号館201教室で実施され、本学25のスポーツ協議会指定クラブから、各部員代表ら54人が参加しました。
今回は「競技力向上」「安全・安心」「スポーツ倫理」の3つのテーマを柱に、それぞれ担当講師が登壇しました。
まず、当センター・スポーツアドミニストレーターで本学防災・救急救助総合研究所の大木学准教授と曽根悦子講師が、当センターが実施しているWG(ワーキンググループ)の安全安心の取り組みについて紹介し、熱中症対応やキャンパス内AED設置場所の確認、事故など緊急時の対応について、過去の事例を交えながら話し、プレーを止めないために安全に安心して競技を継続できる知識を身につけるよう呼びかけました。
次に、当センター・スポーツアドミニストレーターで体育学部の秋葉茂季講師が「アスリートの心理サポート」について話し、競技スポーツの心理サポートの種類を紹介しました。
秋葉講師は「心に触れられるのは自分だけで、心を変化させるためには自分自身で働きかける必要がある」と話し、未来像に届かない自分に悩み、不安になり、時に怒りがこみ上げることもあると思うが、さまざまな心理サポートを活用して競技に励んでほしいと呼びかけました。
最後には、体育学部の松島良豪助教が「トップアスリートになるまで・それから~」と題し、プロバスケットボール選手の時の経験から学び得たことを共有しました。
松島助教は、プロチームに入り、学生時代と異なる生活リズムで自己管理がうまく出来ず失敗したことを赤裸々に話しました。それからは自分自身を見つめなおし、生活リズムを改善したことでトップで活躍する選手へと這い上がった経験から、トップを目指すクラブ生たちも自分自身の1日の過ごし方をもう一度見つめなおし改善できるところを見つけてほしい、と呼びかけました。
学生らは、各テーマについて熱心に聴講するとともに、クラブごとで相談し合いながら理解を深める様子が見られました。
本プログラムは、クラブ横断型でスポーツやクラブ活動に関わる内容を提供することで、学生アスリートを育成する試みとして令和2年度からスタートし、今回で第3回を数えました。
曽根講師による講義の様子
大木准教授
ウォームアップについて学ぶ学生ら
秋葉講師
チームビルディングの一環で伝言ゲームに挑戦
自身の1日のスケジュールを記入する学生ら
松島助教
全体の様子