2023年03月17日
5カ国の協定校を招きアカデミックコンソーシアムを開催しました
本学国際交流センターは3月7日、世田谷キャンパスメイプルセンチュリーホール4階、5階会議室でインターナショナルアカデミックコンソーシアム第 1 回セミナー (SIAC2023)を開催しました。SIAC2023は、大学におけるグローバル教育の課題と学際的なセミナーの価値を共有する協定校の間で、次世代型協定校連携事業として企画されたもので、今回チェンマイ大学(タイ)、カレッジ・オブ・ザ・ロッキーズ(カナダ)、デ・ラ・サール大学(フィリピン)、中国文化大学(台湾)、東義大学校(韓国)の学生、副学長をはじめとする教職員16人が来日、またはオンライン参加し、本学の学生・教職員も合わせて57人がパネルディスカッションやグループ討論などを通じて交流を図りました。
はじめに佐藤圭一学長による開会のあいさつがあり、第1部の特別講義が行われました。最初に文部科学省高等教育局参事官(国際担当)付専門官の武田久仁子氏が「Globalization of Higher Education in Japan(日本における高等教育のグローバル化)」について、次に株式会社本田技術研究所の杉村健太郎氏が「The Power of Dreams(夢の力)」をテーマに講義しました。講義終了後、多くの教職員および学生から質問があがり、会場は大いに盛り上がりました。
講義終了後はキャンパスツアーが開催され、参加者は研究室やトレーニングルームなど各施設を見学しました。国士舘大講堂では本学の歴史について国士舘史資料室より説明があり、参加者は畳の上に腰を下ろし熱心に耳を傾けていました。
昼食後は第2部として、参加大学の学生らによるパネルディスカッションが行われました。テーマは「Rethinking SDGs in the Post-Pandemic Global Society(パンデミック後のグローバル社会におけるSDGsの再考)」。チェンマイ大学のチャーイ・ランシヤークーン氏が司会をつとめ、学生とチャーイ氏がプレゼンテーションを行いました。各大学の学生らのプレゼンテーションには出席者から多くの質問が寄せられ、熱気あふれる質疑応答となりました。
第3部は学生によるグループ討論会および発表会が行われました。学生らは3つのグループに分かれSDGs達成にむけた取り組みについて討論し、それぞれに発表を行いました。学生らが討論している間、並行して別室では教職員およびスタッフによる円卓会議が行われ、次回は2024年にフィリピンのデ・ラ・サール大学にてアカデミックコンソーシアム実施の合意がなされました。
閉会後は新宿ワシントンホテルに移動し、交流会が開かれました。また、翌日の3月8日には横浜地区のバスハイクを実施。本学の学生は海外の学生らと生き生きと交流していました。
国際交流センターの大髙敏男センター長は今回のSIAC2023を振り返り、「今回得られた成果をもとに、SIACの発展的な継続を推進し、国際交流事業および留学生支援事業をいっそう充実させていきたい」と述べました。
佐藤学長による開会のあいさつ
文部科学省高等教育局参事官(国際担当)付専門官の武田久仁子氏
株式会社本田技術研究所の杉村健太郎氏
キャンパスツアーの様子
国士舘大講堂での様子
学生によるパネルディスカッション
グループに分かれて討論会
閉会後、参加者が集まり記念撮影