2017年04月03日
2017年度の学長講話を実施しました
新入生を対象とする恒例の学長講話が、4月3日に多摩キャンパスの体育館第1アリーナと町田キャンパスの30号館30101教室で、10・11日に世田谷キャンパスの10号館旧剣道場でそれぞれ実施されました。
講話では佐藤圭一学長が新入生に向け学生生活の心得を説きながら、建学の精神や基本理念、教育指針といった本学の歴史や、施設・人数など現在の大学についてパワーポイントを使って紹介しました。
佐藤学長は、SNS上で問題化している客観的事実を重要視しないpost-truth(ポストトゥルース)の危険性を指摘し、嘘に振り回されず真実を見極めるためには豊かな教養を身につけることが大切だと語りました。教養とは自分と思考形態が違う相手を受け入れ、妥協点を見いだす良識であり、豊かな教養が公徳心を育むと解説しました。その中で「志を立てて以て万事のことと成す」という吉田松陰の言葉を紹介し、失敗を恐れず多くのことに挑戦し、失敗したら必ず反省して「経験を自らの糧としてほしい」とすべての新入生に呼びかけました。
最後の質疑応答では「好きな哲学者は誰か」「消防士になりたいがどうしたらいいか」など、学生からの素朴な質問に佐藤学長は一つ一つ丁寧に答えました。
学生らを前に大学の歴史など熱く語る佐藤学長
学長講話の様子
資料を見ながら講話に聞き入る新入生
学長に質問する学生