2017年01月28日
学生の建築作品講評会「第38回スーパージュリー」を開催しました
理工学部建築学系は1月28日、設計の授業で制作した作品を発表・公開講評する「第38回スーパージュリー」を世田谷キャンパス34号館B304教室で開催しました。
本企画は、建築学系をより多くの人に知ってもらうことを目的として始まり、今年度で19年目を迎えました。現在は授業の一環として年に2回開催されています。
今回は大学院修士1年生の作品と学部2・3年生の作品および4年生の卒業制作の合わせて15点の作品について、学生らがそれぞれ発表しました。発表・講評会には建築学系1年生を含む約100人の学生が参加し、熱心に聴講しました。
建築課題は「官民連携による都市とコミュニティーの再生」(修士1年)、「高齢化社会の都市型共同住宅と店舗からなる複合施設の設計」(学部2年)、3年は「下北沢の駅前に立つ、劇場複合ビルの設計」(学部3年)とし、4年は卒業設計をそれぞれ模型や図面を用いて説明し、その後講評が行われました。
ゲスト審査員は納谷学氏、早草睦惠氏、吉村靖孝氏の3人の建築家で、プロの視点からさまざまな意見が述べられました。講評では「着想がすばらしい」という評価の一方で、「論理立てて形にするのが建築。図面やパースからプランや目的が感じ取れない」「提案内容は良いのにプレゼンテーションの技術に問題がある」「結論から話すなどもっと単純明快に伝える訓練をしてほしい」など厳しい指摘もあり、緊張感と熱気あふれる講評会となりました。
課題について質問する審査員
模型を説明する学生
講評をする審査員