2019年12月12日
就職合宿セミナーを開催しました
本学主催の「就職合宿セミナー」が11月30日、12月1日の1泊2日で、国立オリンピック記念青少年総合センターで開催され、就職活動を控えた3年生約50人が参加しました。
開講式で、福永清貴キャリア形成支援センター長は、就職活動で重要な力として表現力、対応力の2点をあげ、「自分の言葉で自身のことを語り、質問されたことに対して的確に答えることができるように二日間を通じて表現力と対応力を特にきたえてほしい」とあいさつしました。その後、講師を務める商社やメーカーなどさまざまな企業の採用担当者9人が紹介され、企業の紹介も行われました。
合宿では二日間にわたり、採用選考で特に重要視されているグループディスカッション・集団面接・個人面接対策を中心に8班に分かれ実習を行い、企業の採用担当が直接指導しました。学生が事前に作成した履歴書をもとに、本番さながらの模擬面接が行われ、大学ではどんなことを学んでいるか、自己PR、長所や短所は何かなどさまざまな質問が投げかけられる中、学生たちは緊張しながらも言葉を慎重に選び回答していました。また、他の学生の面接を見て気づいたことや良かった点や悪かった点、どうすれば印象が良く見えるかなど気づいたことを学生同士で互いにアドバイスを送り合っていました。
採用担当者は、面接について各学生に個別にアドバイスを送ることはもちろん、採用担当者ならではの視点としてドアの締め方や面接時の姿勢、身なりについても指摘し、「最初のあいさつや表情で第一印象が大きく変わる」と学生に呼びかけました。合宿の最後には「就職活動を通じて今まで知ることがなかった世の中の多くの企業や仕事を知ることができる。せっかくのこの機会に好奇心を持ち楽しんでやり遂げてほしい」と学生らにエールを送りました。
参加した学生からは「採用担当者の生の声が聞けて良かった。多くの課題を発見できたので今後の就職活動に生かしていきたい」「実際に面接を受けたことはなかったが思った以上に答えることができ自信に繋がった。他の人の面接を見ることで話す内容も重要だが、話し方はより大切だと気づけたのは大きな収穫だった」などの感想が聞かれました。
今後の就職活動スケジュールについては、経団連がこれまで策定していた就職活動の指針を撤廃したことを受け、政府主導の形式となりました。当面は現行日程の通り3月に広報活動が始まり、6月から選考活動が開始となります。
本合宿セミナーは、学部を超えた学生同士が交流することでコミュニケーション能力を高めることと、選考活動で重要な面接対策を企業の採用担当者から直接指導を受けることで実際の面接試験に生かすことを目的として毎年秋期に実施しています。
キャリア形成支援センターでは年間を通じてさまざまなプログラムを実施しており、多彩な就職支援を行っています。
開講式の様子
あいさつする福永キャリア形成支援センター長
熱心に耳を傾ける学生
開講式の様子
講師を務めた企業の採用担当者
二日間にわたり学生をサポートした本学キャリア形成支援センターの職員
講師による企業説明
グループディスカッションの様子
個人面接の様子
集団面接の様子
指摘されたことをメモに取りながら真剣に聞き入る学生
あいさつや身なりに関する指導も
学生同士での振り返りの様子
講師を務めた採用担当者からは2日間を通してさまざまなアドバイスが送られた