2023年09月19日
「防災リーダー養成論実習」を世田谷と多摩南野キャンパスで実施しました
世田谷キャンパスで8月21日から9月1日、多摩南野キャンパスで9月4日から9日にかけて「防災リーダー養成論実習」を実施しました。
この授業は災害発生前の準備期から急性期~応急期にかけて自身の身を守りながら防災リーダーとして活動するための知識や技術を身につけることを目的とし、防災・救急救助総合研究所が毎年実施しています。
今年は7学部から470人の学生が参加し、8つのグループに分かれて実習が行われました。防災知識を幅広く体系的に学ぶ「防災リーダー養成論」を経て行われる本実習は、災害発生前の準備、発生時における初動・応急・復旧の順で学び、防災リーダーに必要な自助・共助・公助の知識を身に着ける3日間の実践的なプログラムとなっています。
昨年までは新型コロナウイルスの影響により、規模縮小や一部講義を変更するなど十分に実習を実施することができませんでしたが、今年から制限がなくなり例年通りの内容で実施されました。
座学実習では、過去に日本で起こった震災事例をもとに防災知識を学んだほか、世田谷区の地理をもとに実際に災害が発生した場合にどのように行動するべきかを考えました。
その後、グループに分かれ座学実習で学んだことを生かし避難所運営ゲーム(HUG)や、ボランティアセンターを立ち上げるシミュレーションを行い、他の人と連携して活動する必要性を学びました。
演習では、避難所生活を体験する宿泊実習が4年ぶりに再開となりました。避難所内における感染症対策やプライバシーをどのように守っていくかについて各グループで考え、仕切りの設け方を工夫しながら宿泊環境を整える姿が見られました。
災害発生時にスムーズに連携が取れることを目的に、グループ内で協力して行う活動が多く準備されており、参加した学生らは学部学科問わず力を合わせて取り組んでいました。
世田谷キャンパス(8月21日~9月1日)
東日本大震災の事例を元に津波について学ぶ
初期消火訓練
視覚障がい者の支援訓練
傷病者の搬送訓練
ボランティアセンター運営訓練
避難所運営ゲーム(HUG)
グループワーク
車いすの使い方を説明する様子
仕切りの骨組みを組んでいる様子
最後は布を被せて仕切りが作られた
多摩南野キャンパス(9月4日~9日)
オリエンテーション
グループワーク
初期消火訓練
東京消防庁多摩消防署協力のもと、煙体験もおこなわれた