2021年09月27日
「防災リーダー養成論実習」の授業を世田谷キャンパスで開講しました
9月6日から15日までの10日間にわたり、世田谷キャンパスで「防災リーダー養成論実習」を実施しました。
この授業は、災害対応のための知識と技術を習得する実践的な集中実習で、今回は計8クラスの実習を行い、7学部から447人が参加しました。防災知識を幅広く体系的に学ぶ「防災リーダー養成論」を経て行われる本実習は、現場で実際に動くことを前提とした実践的なプログラムとなっています。
昨年はオンラインのみの実施でしたが、今回は実習現場での感染防止対策を徹底したうえで、例年に近い形での実習が実現しました。パンデミック下を想定した救助や避難所運営の要素も盛り込まれたプログラムで、より時勢に即した新たな内容が特徴です。
過去の震災の実例をもとに基礎的な知識を身につける座学実習をはじめ、応急手当・搬送法・災害トリアージ、避難所運営図上訓練(避難所HUG)、一人一体のマネキンを使用したBLS(一次救命処置)、ロープワーク、被災時を想定し、救助者役として活動する総合シミュレーションなど、実践的な訓練を幅広く実施しました。
配布された非常食や簡易トイレを各自が自宅で使用する、実習期間中の自分の水分摂取量を測定する等といった実体験を重視した内容にも取り組みながら2日間の日程を修了した学生たちは、それぞれ来たるべき災害への危機意識を新たにしていました。
避難所運営図上訓練では災害時の避難所運営を体験
各学生の住む地域のハザードマップをもとに「マイ・タイムライン」を作成
マネキンを使用したBLS(一次救命処置)の実技
総合訓練での搬送実習
総合訓練での応急手当実習
災害トリアージ、応急手当などを実践