2019年09月10日
「防災リーダー養成論実習」の授業を開講しました
8月26日から30日までの5日間にわたって多摩キャンパスで、また9月3日から7日までの5日間にわたって世田谷キャンパスで、それぞれ「防災リーダー養成論実習」を実施しました。
この授業は、災害に対応するための知識と技術を習得する実践的な集中実習で、今回は計6クラスの実習を行い、7学部から572人が参加しました。防災知識を幅広く体系的に学ぶ「防災リーダー養成論」を経て行われる本実習で、現場で実際に動くことを前提とした実践的なプログラムとなりました。
災害に関わる専門家による講義のほか、応急手当・搬送法・災害トリアージ、避難所運営図上訓練(避難所HUG)、BLS(一次救命処置)、資機材組み立て、避難所間仕切り設置訓練等を実施し、2日目の夜は避難所を想定してわずかな道具のみで炊き出し、大学内で一泊しました。また、震災を想定した総合訓練を実施し、傷病者役と救助者役に分かれて実践形式で訓練に取り組みました。
高等教育機関としてのそれぞれの学問分野に加えて、防災のための実践教育を展開する本学は、このほか9月7日に世田谷地域連携総合防災訓練を行い、地域との連携体制を確認しました。
◆関連記事:
「世田谷地域連携総合防災訓練を実施しました」
https://www.kokushikan.ac.jp/news/details_13730.html
BLS(一次救命処置)の実技に先立って行われた講義
参加した全学生がBLSの実技を行った
避難所運営図上訓練(避難所HUG)では災害を想定した避難所運営側の動きを体験した
避難所間仕切り設置訓練の様子
応急手当・搬送法・災害トリアージの方法を学ぶ
総合訓練で傷病者役の学生を搬送する
夜間の炊き出し訓練の様子
災害用浄水装置の説明を受ける学生ら