2019年07月10日
国士舘中学校・高等学校で防災教育を進めています
5月20日から7月4日にかけて、国士舘中学校・高等学校の生徒および教職員を対象に防災教育を行いました。
生徒を対象にした講演会は5回に分けて多目的ホールで実施され、合わせて1,270人の生徒が受講しました。講師は本学防災・救急救助総合研究所が担当しました。
5月20日に中学全学年と高校3年生を対象にした講演会では、月ヶ瀬恭子講師が「自分と人を守るために必要なこと」と題して登壇し、日本での地震発生頻度が世界の国々に比べて非常に高いことを説明。「防災の力を付けていくということは、この国で生きていく力を付けること」と災害への備えの必要性を伝えました。その上で家具の固定や、防災用品・備蓄品の準備、緊急時の連絡方法など具体的な対策について解説しました。最後に月ヶ瀬講師は「熊本地震では中高生の活躍が注目を浴びた。高齢者の代わりに重い水を運ぶなど、皆さんにできることはたくさんある。まずは自身の身の安全を確保し、周りの人々の安全を守る。その後、誰かのために手をさしのべてほしい」と語りました。
今回の講演会は、学園をあげて推進する防災教育の一貫で実施されたもので、今後も大学の資源を活用しながら防災教育を進めていく予定です。
月ヶ瀬講師
講演の様子
会場の様子
教職員を対象にした講演も行われた