2018年12月17日
八潮こども夢大学「模擬裁判体験」を実施しました
本学と埼玉県八潮市が取り組む連携事業「八潮こども夢大学」が12月15日、世田谷キャンパス34号館B棟3階模擬法廷教室で開催され、八潮市内の小・中学生18人と保護者ら合わせて27人が参加しました。
今回のテーマは「模擬裁判体験」で、法学部の吉開多一教授が授業を担当しました。
授業では、ハンムラビ法典や中世ヨーロッパを例にして裁判制度や刑罰制度の歴史について説明が行われた後、現代の裁判制度を知るために架空の窃盗事件をもとに模擬裁判を行いました。生徒は裁判官、裁判員、検察官、弁護人、裁判所職員の役にそれぞれ分かれ、また吉開教授のゼミ学生が被告人、証人を担当し、冒頭手続から判決までの一連の流れを体験しました。
児童・生徒らは、法律や裁判についての疑問点を活発に質問していました。
吉開教授は、「今回の模擬裁判の経験を生かし、将来、裁判員制度へ積極的に参加してほしい」と呼びかけました。
授業終了後にはメイプルセンチュリーホールや中央図書館、大講堂などの施設を見学し、34号館10階スカイラウンジで学食を体験しました。
「八潮こども夢大学」は、同市内の小学生を対象に、学習に対する興味・関心や知的好奇心、探究心の育成を目的として八潮市が創設。2017年には「国士舘大学と埼玉県八潮市の包括的連携に関する協定」を締結し、こども夢大学のほか、防災教育、スポーツ振興、インターンシップなど本学が持つ教育資源の活用と相互の人材育成のための各種支援事業を共同で取り組んでいます。
開校のあいさつを述べる飯田昭夫副学長
裁判員制度を説明する吉開教授
模擬裁判の様子
学内見学の様子