2018年11月26日
第7回FD研修会を実施しました
本学FD委員会は11月24日、世田谷キャンパスのメイプルセンチュリーホール5階第1会議室で第7回FD研修会を実施し、教職員約50人が参加しました。
研修会は、芝浦工業大学教育イノベーション推進センターおよび工学部共通学群(数学)教授である榊原暢久氏を講師に招き、「学生の学修を促進するアクティブラーニング、シラバス、授業設計」をテーマに講演とワークにより行われました。
榊原氏は授業設計の第一段階として到達目標の重要性を示し「到達目標は成績評価項目であるため、適切な目標を立て授業終了後のイメージを具体化することで学生の自学自習を促すことができる」と説明し、シラバスの「授業の目的」と「到達目標」の書き方を具体的に説明しました。参加した教職員は、担当科目の1つを想定してワークシートに複数の到達目標と評価方法、授業方法を記入し、到達目標に合わせた評価方法や授業方法を取り入れているかを確認、他教員と情報交換しました。
また榊原氏は、具体的な評価方法として問題作成レポートやコンセプトマップ、ミニッツペーパーなどを紹介し、ラーニング・ポートフォリオでは「専門分野によって授業内容や形式、到達目標も異なる。学生に身につけてほしい能力に合わせてカスタマイズしてほしい」と呼びかけました。
講師の榊原暢久氏
グループごとにワークする様子
授業方法について情報交換する教職員