2018年09月01日
「防災リーダー養成論実習」の授業を世田谷キャンパスで開講しました
8月21日から31日までの10日間、世田谷キャンパスで「防災リーダー養成論実習」を実施しました。
この授業は、発災時から復興期にかけて、災害に対応するための知識と技術を指導する3日間の集中実習で、今回は10日間で計6クラスの実習を行い、7学部から486人が参加しました。
災害についての知識を幅広く学ぶ「防災リーダー養成論」を経て行われる本授業では、現場で実際に動くことを目指した実践的な学びになっています。
災害に関わる専門家による授業のほか、応急手当・搬送法・災害トリアージ、避難所運営図上訓練(避難所HUG)、BLS、資機材組み立て、避難所間仕切り設置訓練等を実施し、2日目の夜は避難所を想定して、わずかな道具のみで炊き出し、大学内で一泊しました。3日目には、震災を想定した防災訓練を実施し、傷病者役と救助者役に分かれて実践形式で訓練に取り組みました。
2017年度からは、「防災リーダー養成論」と「防災リーダー養成論実習」の両科目を履修した学生に「防災士」の受験資格が得られることになり、初年度は150人が受験し140人が合格しています。
今年度から当該科目の履修者が飛躍的に増えたこともあり、今後多くの「防災士」を輩出する見込みです。
避難所運営図上訓練(避難所HUG)では相談しながら次々起こる課題を解決していく
応急手当・搬送法・災害トリアージの方法を学ぶ
AEDを使いながら一次救命処置を学ぶ
資機材の説明を受け、仮設トイレを設置する
与えられた機材を使って炊き出し、学内の教室に一泊する
授業中に被災したと想定し、教室に駆け付け救助する
歩くことのできる傷病者役は仮避難所で受付をする
赤・黄・緑に分かれたトリアージシートに傷病者役を搬送する