2017年09月18日
理工学部・二川教授が国際会議で最優秀論文賞を受賞
9月18日~22日にAssociation of Microwave Power in Europe for Research and Education (AMPERE) というヨーロッパを中心にマイクロ波や高周波加熱応用に関する教育・研究活動を行う学術団体が主催する第16回マイクロ波高周波加熱国際会議(16th International Conference on Microwave and High Frequency Heating)がオランダのデルフト工科大学で開催され、二川佳央教授の論文が最優秀賞を受賞しました。
本国際会議は世界各国からマイクロ波や高周波による加熱や計測に関わる研究者や技術者、 大学教員などの専門家そして学生が集まり論文発表や技術討論をするもので、今回はヨーロッパ、アメリカ、アジアなどの20カ国から104人が参加しました。
そのなかで二川教授は「Study on Optical Sensors to Measure Field Strength and Distribution in Processing Applicator(プロセシン グアプリケータ内部の電磁場強度および分布測定のための光学センサの研究)」と題する論文を発表しました。見えないマイクロ波を光に変えることで、その強さや広がりを目で見て 確認することができ、またその発色の変化と光の強さによって、マイクロ波強度を数値化す ることができる新しい小型素子の開発に関する論文発表で、新規性が高く、技術的・教育的 にも優れた内容であるとの評価を受けました。
最終日には学生論文、ポスター発表展示など各部門の優秀賞が発表され、そのなかでも、すべての発表論文からたった1件の最優秀論文に送られる「AMPERE Medal」を二川教授が受賞しました。二川教授は2005年に最優秀ポスター賞を受賞しており、今回は2度目の表彰となりました。
メダルを手にした二川教授
表彰式の会場の様子
メダル(表)
メダル裏には受賞者と大学名が刻まれている