2017年07月31日
中高の社会科教員対象に「地理ワークショップ」を開催しました
文学部地理学教室は7月29日、「中学校・高校の社会科教員のためのワークショップ」を世田谷キャンパスの柴田会舘の研修室で開催しました。
17回目となる今年は「自然地理の教え方Ⅰ-地形」がテーマで、高校の「地理」、中学校の「社会」を担当する教諭ら約30人が参加しました。
ワークショップでは、文学部・岡島建教授の趣旨説明に続き、明星大学准教授の長谷川裕彦氏、鎌倉女子大学中等部・高等部教諭の小林洋一郎氏、文理開成高校教諭の藤田晋氏がそれぞれ講義しました。
その後、参加者によるグループ討議に移り、授業で工夫している点や課題などを共有するとともに、社会科教師を目指す学生への地形学講義と中学校・高校の教育現場での実践について、中学校・高校・大学それぞれの現場から意見交換しました。
発表では、知識の修得だけでない作業学習の重要性を訴える意見が多く聞かれ、その手法として「電車から見た風景や自転車で漕いだときの身体にかかる負荷の感覚で地形の高低差を感じ取るなど自分の身近な物事に置き換えることによって主体的な学びに結びつけたい」などの具体的な事例が紹介されました。
5グループに分かれて意見交換する参加者