2016年12月05日
第5回FD研修会を実施しました
本学FD委員会は12月3日、世田谷キャンパスのメイプルセンチュリーホール5階第1会議室で「21世紀型の資質・能力と大学教育-学習科学から見たICT、ジグソー法、協調学習-」と題するFD研修会を実施し、教職員約40人が参加しました。
研修会には、静岡大学大学院教育学研究科・学習科学研究教育センター准教授の益川弘如氏を講師に招きました。
益川氏は教育課程を通して育みたい資質・能力として「トランスリテラシー」を挙げました。これは、多種多様な情報を統合して自分なりの知識を作り上げるためのリテラシーで、このような資質・能力は直接教えることはできず、深く学ぶ過程において発揮されるものであり、その機会を提供する学習方法が大切であると、いくつかの研究例をもとに訴えました。そして、正解に到達するだけでなく、正解に到達した後に新しい問いが生まれることが前向きな学びへつながるとして、目標創出型のアクティブ・ラーニングである「知識構成型ジグソー法」を紹介しました。
教職員らは、1つの学習課題に対しそれぞれが異なる資料を読み解き、それを共有しながら学習課題の解づくりに取り組むことで、「知識構成型ジグソー法」に基づいた学習法の意義を、体験を通して学びました。


